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板金工事の鉄則:プロが守る6つの現場の掟

皆さんこんにちは!

 

千葉県柏市を拠点に外壁工事、屋根工事、板金工事、リフォーム工事、雨樋工事を行っている

株式会社ARC RAIZ、更新担当の富山です。

 

 

板金工事の鉄則:プロが守る6つの現場の掟

 

前回の歴史編に続いて、今回は「板金工事の現場でプロが必ず守る鉄則」をご紹介します。

仕上がりの美しさだけでなく、長持ちして、雨漏りを起こさないために何が必要かをお伝えします。


■ 鉄則①:雨仕舞を最優先する

 

板金工事で最も重要なのが「雨仕舞(あまじまい)」です。水の侵入口を一つでも作ってしまうと、いくら見た目が美しくても失格。雨の流れを読んだ設計・施工が鉄則です。

✅ 勾配を正確に
✅ 継ぎ目(ジョイント部)を水下方向に
✅ コーキングに頼りすぎない「折り込み技術」が大切


■ 鉄則②:素材の特性を熟知する

 

ガルバリウム、ステンレス、アルミなど、板金材料にはそれぞれ「伸びやすさ」「熱膨張率」「耐久性」に違いがあります。

✅ 夏冬で伸縮する動きに合わせた施工
✅ 異種金属接触による電蝕を避ける絶縁部材の使用
✅ 表面仕上げを考慮した折り方と曲げ加工


■ 鉄則③:下地処理を丁寧に行う

 

金属板はどんなに丈夫でも、下地が傷んでいれば意味がない。特に野地板(屋根の下地)、胴縁(外壁下地)、垂木(雨樋の支持構造)などの確認と補修は、板金の仕上がりを左右します。


■ 鉄則④:通気と断熱を意識する

 

最近では「通気層工法」や「遮熱材との組み合わせ」が求められるケースも増えています。金属は熱を通しやすいので、

✅ 通気層で結露・熱こもりを防止
✅ 屋根通気棟の設置で自然換気を促進
✅ 外壁通気胴縁を忘れずに設置

これらは板金工事でも必須のポイントです。


■ 鉄則⑤:仕上がりの美しさと強度の両立

 

折り曲げライン、ビスの位置、ジョイントの納まり、すべてが見た目と強度に直結します。

✅ ビスは「等間隔・直線的」に
✅ 折り線がヨレないよう、均一な曲げ加工
✅ 現場ごとの「納まり計画」を事前に確認し、ズレのないように施工


■ 鉄則⑥:“将来”を見越した施工

 

板金工事は「その場で完成すればいい」というものではなく、10年、20年先も機能し続ける必要があります。

✅ メンテナンスしやすい構造に
✅ 掃除しやすい雨樋の設計
✅ 雪止め金具や耐風対策も忘れずに


■ まとめ:板金職人の技術と知識が“家を守る力”になる

 

雨に濡れない家。風に吹かれても安心できる家。金属という強い素材を扱う板金職人だからこそ、**一切の妥協を許さない「技術と判断力」**が問われます。

板金工事の鉄則は、ただの作業手順ではなく、「暮らしを守るための心得」。これからもその誇りを胸に、一棟一棟ていねいに、未来へ続く仕事をしていきたいと思います。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

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